今日も、着替えずに仕事が始まりました。

パジャマのまま椅子に座って、PCを開く。

それが私の「出勤」です。


以前は毎朝、高速道路を1時間ほど走って病院へ向かっていました。

雨の日も、子どもが夜中に発熱した翌朝も、体がずっしり重い月曜日も。

それが当たり前だった。


今となっては遠い話のようで、でもたまに、あのエンジン音がふと懐かしくなる。

あれだけしんどかった通勤を、懐かしいと感じるのだから、人間って不思議です。


🖥️ 仕事のほとんどは、外来計算

メインの業務は外来計算です。

患者さんの診療内容をもとに、保険請求の計算処理をこなしていく仕事。

地道な作業ですが、集中力が要る。

1件1件、数字と向き合いながら淡々と手を動かす時間が続きます。


その合間に、チャットが届きます。

「マイナ保険証の暗証番号がわからなくて、どうすればいいですか」

「診察、あとどのくらいで始まりますか?」

計算の手を止めて、言葉を選んで、返す。

これが、私の仕事のもうひとつの顔です。


💬 「あとどのくらいで診察ですか?」に込められたもの

チャット対応で、今でも印象に残っているやりとりがあります。

「診察、あとどのくらいで始まりますか?」

シンプルな一文でした。


でもその言葉の裏に、どんな気持ちが込められているかを、私はいつも考えます。

不安なのかもしれない。

体がしんどくて、早く診てもらいたいのかもしれない。

仕事の合間に受診していて、時間が気になっているのかもしれない。


対面の窓口であれば、表情や声のトーンで「この方は今、どんな状態か」がある程度わかります。

でもチャットは、テキストだけです。

感情が見えない。


だから私は、ただ「あと30分ほどお待ちください」と返すだけでなく、

「少しお待たせしてしまっていて、申し訳ございません。もうしばらくお待ちいただけますか」

という一文を必ず添えるようにしています。


情報を伝えるだけでなく、気持ちを受け取ったということを、文字で返す。

顔が見えないからこそ、言葉にもう少し丁寧に気持ちを乗せる。

それがチャット対応で私が一番大事にしていることです。


「ありがとうございます、助かりました」と返ってきたとき、画面の前で少しだけほっとする。

その積み重ねが、この仕事を続けられている理由のひとつになっています。


🧠 計算とチャットが重なると、頭がふたつに割れる

正直に書くと、しんどい瞬間があります。

外来計算の集中が高まっているところに、チャットが届く。

頭がふたつの方向に引っ張られる感覚です。

「この計算、どこまで進めたっけ」

「チャット、早く返さないと」

焦りがじわりと広がる。


そういう瞬間、私がいつも意識していることがあります。

まず、優先順位を決める。

患者さんのチャット対応は、できるだけ早く動く。

体の不安を抱えている方を待たせ続けることが、一番してはいけないことだと思っているからです。

計算は手を止めても、記録が残っています。

でも、相手の不安は待ってくれない。


そして、一度だけ深呼吸して切り替える。

「今、チャット対応に集中する」と自分に言い聞かせてから画面を切り替える。

それだけで、頭の中の混乱がすっと落ち着く気がします。


在宅の仕事は、判断をすべて自分でしなければいけない。

誰かが「そっちより先にこっちをやって」と言ってくれる場面が少ない。

だからこそ、自分の中に小さな優先基準を持っておくことが、毎日の安定につながっています。


☀️ PCを閉じたら、5分後には自分の時間

それがあるから、続けられています。

以前は、退勤してから家に帰るまでに1時間かかっていました。

今はPCを閉じれば、すぐに子どもの顔が見られる。

夕ご飯の準備もできる。


そして仕事後には、こうして発信活動もしています。

医療事務の現場で感じてきたことを言葉にして、同じ仕事をしている方や、これから転職を考えている方に届けたくて。


消耗の種類が変わりました。

通勤の疲れは、自分ではどうにもならない消耗です。

でも今感じる疲れは、自分が選んだ仕事をした疲れ。

それだけで、夜の気持ちの軽さがまるで違う。


✅ 向いている人・向いていない人

最後に、正直なことを書いておきます。

この働き方、全員に合うわけではないと感じています。


向いていないかもしれない人

  • 職場の空気感があると頑張れるタイプ

  • 困ったらすぐ誰かに聞きたいタイプ

  • テキストだけのやりとりにストレスを感じるタイプ


向いているかもしれない人

  • 自分のペースで黙々と作業できる人

  • 仕事とプライベートの切り替えを自分でコントロールしたい人

  • 数字や文字と向き合う集中仕事が苦にならない人


私自身は、今のところ後者でした。


病院の窓口を離れても、誰かの役に立てている実感がある。

顔は見えなくても、画面の向こうの誰かの不安を少し和らげられている。

その手応えが、今日もパジャマのまま椅子に座る理由になっています。


フルリモート医療事務という働き方が気になった方は、プロフィールも覗いてみてください。

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