「医療事務なら、主要なコードくらい暗記して当然でしょ」
ベテランの先輩にそう言われ、必死に分厚い点数表や自作の単語帳をめくっているあなたへ。 まず、その努力を一度横に置いて、深呼吸してください。
ハッキリ言います。暗記に頼るから、ミスが出るんです。
人間の脳のメモリには限りがあります。
「数字を保持する(思い出す)」という作業に脳のリソースを割くのは、実は最高に効率が悪い。それは、最新のPCを持っているのに、わざわざ手書きで計算機を叩いているようなものです。
私は無資格でこの業界に入りました。
周りは「メディカルクラーク」や「医療事務検定」のバッジを胸につけたプロばかり。劣等感で押しつぶされそうだった私が、結果的に誰よりも早く、正確に入力を終えて定時で帰れるようになった秘訣。
それは、「コードを覚えることを、あきらめたこと」でした。
職人芸は「脳」ではなく「環境」に宿る
「いや、コード表ならテンキーの横に置いてるよ」と思うかもしれません。 でも、そのリスト、「指の動き」と連動していますか?
多くの人が作っているリストは、点数順だったり、あいうえお順だったりします。 それではダメなんです。
私が実践したのは、「物理的な視線設計」です。
入力頻度順に並べる:点数の高さではなく、自分のクリニックで「1日に何度も叩くコード」を上から順に並べます。
5cmの法則:テンキーを叩く右手の、すぐ右側のベゼル(枠)やデスクにリストを配置。視線の移動距離を最小限にします。
フォントの最適化:見間違いやすい「1」と「7」、「0」と「6」をハッキリ区別できるフォントで印字します。
目指すのは、「書類を見る → 0.1秒右に目をずらす → 指が動く」という直通回路の構築です。
「考える」のをやめた時、仕事はゲームになる
職人芸の本質は、暗記力ではありません。
いかに「考えずに、脊髄反射で指を動かすか」という環境の設計です。
「えーっと、初診料は…」と思い出している時間は、脳にとってのアイドリングタイム(無駄な時間)
その時間を削るだけで、脳の疲れは劇的に減り、レセプト期間の「数字が滑る」感覚も消えていきます。
資格がないことは、武器がないことではありません。
「古い慣習に縛られず、最短ルートを選べる」という最大の強みです。
暗記に逃げず、仕組みに頼る。 明日、あなたのデスクに「最強の設計図」を貼り付けてみませんか? そこから、あなたの本当の「プロとしての仕事」が始まります。
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