「これだけ頑張って、これだけ責任が増えて、手取りはこれだけか」
ため息をつく気力すら湧かなかった。
ただ、数字を見つめていた。
帰りの車内。
静寂の中で明細をそっと開いたあの瞬間のことを、今でもはっきり覚えています。
「身を削れば、なんとかなる」と思っていた頃
生活していくためには、どうしてもお金が足りない。 でも、今の職場でこれ以上どうやって頑張ればいいのかわからない。
そう悩んだとき、私が選んだ行動は——とにかく身を削って働く、でした。
病院の仕事が終わった後、そのままホテルの清掃アルバイトへ向かう日々。
誰もいない客室に入って、急いでシーツを交換して、水回りを磨いて。 クタクタになって深夜に帰宅して、泥のように眠る。
そんな生活を、約2年間続けました。
やがて体力の限界が来て、清掃の仕事は辞めることになりました。 次に手を出したのがオンライン物販。パソコンと睨めっこしながら、なんとか生活を支えられるくらいの売り上げは作れるようになりました。
でも、あの頃の私は常に何かに追われていました。
休むことが怖くて。 立ち止まったら生活が崩れてしまうような気がして。 ずっと息を詰めて走っていた、そんな感じです。
「フルリモート=給与が下がる」という思い込み
📌 正直に言います。
働き方を変えようと思ったとき、一番のネックは「お金の不安」でした。
フルリモートの医療事務なんて、ただでさえ少ないお給料がもっと減るに決まっている。
毎晩ベッドで求人サイトを眺めては「やっぱり条件が厳しいな」とそっと画面を閉じる。 その繰り返し。
でも——実際に動いてみたら、思い込みだったことがわかりました。
今の求人市場をちゃんと調べてみると、
正社員で年収300〜400万円台
パートで時給1,200〜1,500円前後
通いの事務と大きく変わらない条件が、確かに存在していたんです。
そして思い切って環境を変えてみた今、私の手元には毎月25万円(残業なし)、年収にして約420万円のお給料が残るようになりました。
フルリモートが教えてくれた「我慢代」の正体
🔍 これが一番、驚いた発見でした。
額面の数字以上に、手元に残るお金が増えたんです。
理由は単純。職場に通うために使っていた「見えない出費」がゼロになったから。
ガソリン代
支給額では全然足りず、毎月静かに赤字が続いていました。
コンビニのコーヒーとお弁当代
憂鬱な朝、自分を奮い立たせるために毎日買っていたもの。 チリツモで、結構な金額になっていました。
帰り道のカフェオレとシュークリーム
これが一番大きかった。
理不尽なクレーム、職場の複雑な人間関係。 気を使って、作り笑いをして、すり減った心をどうにか落ち着かせるために——無意識に買っていたものたちです。
レジ横のホットスナックも追加して、ついでに。
これが全部、過酷な環境に耐えるための「我慢代」だったと、今になってようやく気づきました。
💡 フルリモートになってから、職場の人間関係に振り回されることがなくなりました。
誰かの機嫌をうかがう必要もない。 理不尽な怒りをぶつけられることもない。
ちょうどいい距離感が生まれました。
そうしたら不思議と、あんなに欲しかった帰り道の甘いお菓子が、必要なくなったんです。
心を削って稼いだお金を、削られた心を癒やすために使う—— そんな苦しい負のループから、ようやく抜け出せた気がします。
0秒で横になれる幸せ
🌿 今の私の楽しみは、お昼休みです。
病院にいた頃は、休憩室でも先輩の目を気にしたり、電話が鳴るたびにビクッとしたり。 正直、休んだ気がしませんでした。
でも今は、お昼休みになったら誰にも気を使わず、自分の部屋で1人ゆっくり過ごせます。 仕事が終われば、通勤時間がないので0秒でベッドに寝転がれる。
ただそれだけのことが、涙が出るくらい嬉しかったりします。
最後に、同じように悩んでいる人へ
もし今、明細の数字を見て肩を落としているなら。 お給料が足りない不安から、睡眠を削って無理を重ねているなら。
どうか、自分の心と体を一番大切にしてほしいと思います。
頑張り屋さんほど、自分の限界を見て見ぬふりをしてしまいます。 でも、環境を変えるだけで、驚くほど心が軽くなることもある。
額面の数字だけじゃない「本当のゆとり」を持てる働き方は、探せばきっと見つかります。
私がどうやって今の環境を見つけたのか、どんなステップを踏んできたのかは、プロフィールに固定している記事にまとめています。 よかったら、そっと覗いてみてくださいね👇
もう一人で悩む日々は、ここで一緒に手放していきましょう。
あなたの心が、心から休まる場所が見つかるよう——いつも応援しています。